コミック 星新一

ショートショート招待席

日本におけるショートショートの神様

星新一先生の短編を原作とするマンガ集です。

 

小説やドラマなど、他ジャンルの作品のマンガ化企画は

正直なところクオリティが今イチというか、

お話をマンガ形式に置き換えただけのものも多いイメージですが

今作は違います。

鬼頭莫宏、阿部潤、川口まどか、小田ひで次に志村貴子、鈴木志保など

メジャーとは言いませんが個性と実力は折り紙つきの作家が集められており

収録作のクオリティは極めて高水準です。

 

星新一先生の作品はキャラ描写に重きが置かれず

キャラ名もイニシャルだったりと、

登場人物のビジュアルに特定のイメージがつかないよう書かれていますが

このコミック版では漫画家さんたちのカラーが炸裂した多種多様なビジュアルが展開されます。

特に小田ひで次先生の二作は、(本人も端書で言ってますが)

自分のオリジナル作かと思うような完成度です。

 

星新一先生は、その生涯で1000編以上の作品を書いたそうです。

手塚治虫先生で700作、阿久悠先生が5000曲、

筒美京平先生は2600曲……と、分野は違えど

天才と呼ばれる方々はまず作品を生む数がすごいですね。

私もあやかりたいです。