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2017.01.24

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” WE THE PEOPLE “― グラフィティアーティスト ” OBEY ” がトランプ新大統領就任に合わせて制作したアートワーク

こんにちはサイブックスです。

 

 

去る2017年1月20日に誕生したトランプ大統領の新政権。

猫も杓子も、右も左も、連日この関連ニュースで持ちきりですね。

 

過激な政策方針やゴシップでとにかく話題に事欠かないトランプ新大統領ですが

今日はストリートアートシーンからのリアクションをひとつ紹介したいと思います。

 

 

obey_people_obama_hope

 

こちらのアートワーク。一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

これは2008年アメリカ大統領選のために製作されたポスターです。

星条旗を思わせる赤白青の三色でシンプルに打ち出されたHOPEのメッセージには

進歩的とされたオバマ前大統領への力強い期待・希望が感じられます。

 

 

作者はOBEYの名で知られるグラフィティアーティストShepard Fairey.
アイコンであるOBEYジャイアントのグラフィックで一躍ストリートシーンのトップアーティストに躍り出ました。

obey_giant

OBEYジャイアント

 

 

 

そんなシェバード氏が2017年1月20日のトランプ大統領就任式の日に合わせて新たなシリーズを公開しました。

タイトルは

 

“WE THE PEOPLE”

 

obey_we_the_people1

obey_we_the_people2

obey_we_the_people3

 

 

“WE THE PEOPLE”は合衆国憲法の一文目に登場する文言で、

かの有名な「人民の人民による人民のための……」のフレーズにある人民

にあたるのが”THE PEOPLE”なんですね。

 

オバマ大統領の”HOPE”ポスターと同じ配色ではありますが、

そこに描かれているのはトランプ大統領ではなく3人の女性たちです。

 

1枚目は星条旗のスカーフ(ヒジャブ)を被ったムスリムの女性。

2枚目はアフリカ系アメリカ人の女性。

3枚目はヒスパニック(ラテン)系アメリカ人の女性

(女性のシャツに描かれた「蛇をくわえた鷲」は国旗にも描かれるメキシコの象徴です)

 

 

ここに登場する女性たちに共通することは、トランプ大統領が強硬な態度をとり続ける

宗教的・人種的マイノリティに属するアメリカ人女性たちであるということ。

 

 

白人労働者を主な支持層にもつとされるトランプ大統領。

就任演説でもアメリカ第一主義を繰り返し唱えたトランプ大統領ですが、

彼のいう「アメリカ」の中に果たして彼女たちたちの居場所はあるのでしょうか?

 

 

 

“WE THE PEOPLE”

 

マイノリティの彼女たちが訴えかける“私たち人民”のメッセージ。

あなたにはどう響くでしょうか?

 

 

 

なお、このシリーズはコチラからプリント用の画質でフリーダウンロードできます。

公開元である非営利団体the Amplifier Foundation

「このポスターがヘイトや恐怖、公然とした人種差別主義と闘うための助けになれば」と語ったそうです。

 

 

意訳元記事

――――――――――――

 

 

 

余談ですが2016年に発表された伝説的ヒップホップクルーA Tribe Called Quest

の18年ぶりの新作アルバムにも”WE THE PEOPLE…”というタイトルの曲が収録されています。

こっちはさらに痛烈で皮肉が利いています。

興味のある方はこちらの記事で深ーく掘り下げられています。

 

 

 

 

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