レオナルド・ダ・ヴィンチと「 アンギアーリの戦い 」展が開催中!この絵にまつわるミステリー!

こんにちは、サイブックスです!

わたくしが個人的に気になっている現在開催中のイベントをご紹介します!
北海道近代美術館にて、レオナルドダヴィンチに関連する展示が開催中!

ダヴィンチ好きとしては個人的に超行きたい展覧会です!

この展覧会タイトルにもなっているレオナルド・ダ・ヴィンチの未完の大壁画、《アンギアーリの戦い》は、

今も多くの「謎」の痕跡を残しており、以下ちょっと長くなりますが、その「謎」に興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

 

この壁画はフィレンツェのヴェッキオ宮殿の評議会広間を飾るため、16世紀初頭にダヴィンチが描き始めました。

あの有名な「最後の晩餐」を描き終えた後で、この絵に新しい実験的な方法を試みたのですが絵具が溶けてしまい失敗。

ダヴィンチはこの壁画をやむなく諦め、絵は完成させることができませんでした。

 

その反対の壁にはダビデの像を作り終えたミケランジェロが『カスチーナの戦い』という絵を作成。

この有名な二人がセッションしたのはこの時だけで、この絵も下書きが完成したところミケランジェロは皇帝に別の仕事で呼ばれてしまい未完に終わっています。

こうしてダ・ヴィンチの失敗作とミケランジェロの下書きこの2つの未完成の壁画が、1512年まで同じ部屋に残されていました。

 

その後、ミケランジェロの『カスチーナの戦い』は、ミケランジェロの才能を妬んだバルトロメオ・バンディネッリによって同年に切り刻まれてしまいます。

一方、未完成のダ・ヴィンチの『アンギアーリの戦い』はその中心部分の素晴らしさを賞賛され、その後数十年、多くの画家によって模倣されていったそうです。

 

ルーベンスによる模写(1603年/ルーブル美術館)

 

このダヴィンチの部分的に描かれた壁画は半世紀以上のあいだ部屋に保管されいたそうなのですが、

その壁画は、1560年代前半に改修を任されたヴァザーリの新たな壁画装飾によって覆われてしまいました。

 

現在の大広間

 

この時にダ・ヴィンチとミケランジェロの2つの未完成の壁画は共に壁ごと失われたと考えられてきたのですが、

イタリアの美術史家でカリフォルニア大学のマウリツィオ・セラチーニ教授は、ヴァザーリによって描かれた壁画の一つの裏にダ・ヴィンチの『 アンギアーリの戦い 』が隠されている、と主張。

 

それはヴァザーリの壁画の12m地点、フィレンツェ兵士が掲げている緑色の軍旗のところに、”CERCA TROVA”(「探せ、さすれば見つかる」)

というヴァザーリの文字が記されており、これがヒントだと言っています。

この教授は、ヴァザーリが尊敬する師ダ・ヴィンチの作品を傷つける筈がない、と確信しており、

そこで、教授はレーダーやX線による調査を行ったところ、ダ・ヴィンチの『アンギアーリの戦い』があったと言われる東側の壁面はヴァザーリによってもう一つ壁が作られた二重壁になっていたことが分かりました。

2つの新旧の壁の間には1cmから3cmの空洞があり、『アンギアーリの戦い』を保護するには十分な空間。

 

2007年以降、イタリア文化省やフィレンツェ市議会は教授に更なる調査の許可を与えています。

2011年11月、セラチーニ教授は16世紀半ばの貴重なフレスコ画が残る壁に穴を穿ち、内側にもう一つの壁を発見した。

その壁からはダ・ヴィンチの絵と思しき顔料が確認された。

さらに詳しくはこちら方のブログをどうぞ
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11503049437.html

 

近代美術館で行われている、この展覧会では未完の大壁画計画をめぐる謎と魅力を感じることができるそう。

ダヴィンチとミケランジェロ、いずれも原作が失われた二大巨匠の壁画が、日本初公開の貴重な16世紀の板絵作品により並びあうほか、《アンギアーリの戦い》に関する作品・資料を一堂に集めた初の企画展。

戦闘画の視覚革命を立体復元彫刻などで体験できるそうです!

8月15日まで開催中とのことなので、気になった方はぜひ足を運んでみてください!