2017.01.07
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あなたは読めるか?日本三大奇書とは?
こんにちは、サイブックスです!
みなさんは「日本三大奇書」はご存知でしょうか?
つい先日、当店にも入荷したのでご紹介します。
三大奇書とは?
三大奇書(さんだいきしょ)は、日本の推理小説・異端文学史上における『黒死館殺人事件』・『ドグラ・マグラ』・『虚無への供物』の3作品を指す。竹本健治の『匣の中の失楽』を加えて「四大奇書」と呼ぶ場合もあるが、それに異論を唱える人もいる。
奇抜で幻惑的なニュアンスで語られる『奇書』。
「読んだら精神に異常を来たす」などと言われています。。。
ちなみに帯を見てみてください。
な、なんということでしょう。。。
さて、実際にはどんな内容なのでしょうか?
簡単にご紹介します。
『ドグラ・マグラ』
『ドグラ・マグラ』は、探偵小説家夢野久作の代表作とされる小説で、構想・執筆に10年以上の歳月をかけて、1935年に刊行された。
夢野久作は作家デビューした年(1926年)に、精神病者に関する小説『狂人の解放治療』を書き始めた。後に『ドグラ・マグラ』と改題し、10年近くの間、徹底的に推敲を行った。夢野は1935年にこの作品を発表し、翌年に死去している。
その常軌を逸した作風から一代の奇書と評価されており、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」とも評される。
『黒死館殺人事件』
『黒死館殺人事件』は、小栗虫太郎の長編探偵小説。
本作はゲーテの『ファウスト』に多大な影響を受け、その根本テーマは同一である(真理に近づこうとする人間の永遠の飽くなき格闘と、真理というものの無量の魅力)。 基本的な筋は、前作『聖アレキセイ寺院の惨劇』を解決した名探偵・法水麟太郎(のりみずりんたろう)が、「ボスフォラス以東に唯一つしかない…豪壮を極めたケルト・ルネサンス様式の城館(シャトウ)」・黒死館で起こる奇怪な連続殺人事件に挑む、というものである。
自動人形テレーズや『ウイチグス呪法典』、カバラの暗号、アインシュタインとド・ジッターの無限宇宙論争、図書室を埋め尽くす奇書等々、意表を突く道具立ての連続と相俟って、全体には一種異様な神秘かつ抽象的超論理が貫かれており、日本探偵小説史上最大の奇書とも評する人もいる。
『虚無への供物』
『虚無への供物』は、日本の小説家・中井英夫の代表作とされる推理小説。
推理小説でありながら推理小説であることを拒否する、反推理小説(アンチ・ミステリー)の傑作としても知られる。
登場人物達がノックスの十戒やヴァン・ダインの二十則、江戸川乱歩の幻影城など、実在する小説などを参照し推理を繰り広げる事から選考委員は本作を冗談小説と解釈していた。
気になる作品はありましたか?
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3つの作品とも、1回読んだだけではよくわからないといわれています。
できれば1回目はさわりとして大方のあらすじをつかんで、
2回目にじっくり確認しながら読むのがおすすめです。
読み込めば読み込むほど、どれも夢中になれる作品だと思います。
気になる方はぜひお試しください!