2018.05.05
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ゲーメスト 格闘ゲーム絶頂期たる『’90年代』と添い遂げた雑誌
ゲーメスト
1986年5月創刊・1999年9月廃刊。
90年代、格闘ゲームに熱くなった方なら知っているでしょう。
創刊当時はほとんど唯一のアーケードゲーム専門情報誌として、
91年『ストリートファイター2』大ヒット以降の
格闘ゲーム絶頂時代は『格闘ゲーム』情報誌として、その名を馳せた雑誌です。
90年代後半、格闘ゲームというジャンル自体が飽和した代わり
UFOキャッチャーやプリクラ(当時は『プリント倶楽部』という名称でした)
が人気と市民権を得るようになっていくのですが……
ゲーメストはそんな流れに目もくれず
頑なに格闘ゲームやシューティングゲームの攻略を続け部数減少、
終いには版元が突然倒産してしまい、
なすすべもなく廃刊……(別の会社から後継誌が出ましたが)。
これは時代の流れです。
この雑誌は今もファンが多く、買取額もイイ感じなのですが、
それは情報のクオリティが高かったとか言うことよりも
この雑誌の『熱意』が、時代と、
そしてそのジャンルのファンと化学反応を起こした結果だと思います。
例えば、一介のゲーム好きがゲーセンでヘッドハントされ
この雑誌のライターになったり……
そして、『校正』が機能しておらず誤植連発、
それもスト2の『ザンギエフのスーパーラリアット』が
『ザンギュラのスーパーウリアッ上』になるレベルの誤植を連発し
逆にファンがつくという結果に。
投稿ページも熱く、『鋼の錬金術師』の荒川弘、
『ヴォイニッチホテル』の道満晴明、『ケロロ軍曹』の吉崎観音や
今も一線で活躍するクリエイター達が投稿していました。
手放しがたい、想い出の本や雑誌は誰にでもあると思いますが……
もし、処分をご検討の方はサイブックスへどうぞ!