2017.08.09
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まるで鳥のさえずり!世界で6人にしか使えないギリシャの” 口笛言語 “
ギリシャの山岳集落に伝わる 口笛言語 。
こんにちはサイブックスです。
“口笛言語”って想像できるでしょうか。
まずはこちらの動画をご覧ください。
びっくりすると思いますよ!
動画の中で、山の向こうの誰か(遠すぎて動画では確認できません)
と口笛で会話しているんですが驚くべきはその内容の複雑さ!
(口笛に英語字幕がついてるのがかなりシュールです)
おじさん:今どこにいるの?
おばさん:ここだよ。お客さんといる。
おじさん:いま皆に会いに行くよ。
おばさん:OK!
おじさん:ところで娘さんが来るのはいつ?
おばさん:明日だよ。
おじさん:いいね!きっと会いに行くよ
と、こんな具合。
BBCの記事によればどんな複雑な会話も可能だそうです。
ギリシャの山間にあるAntiaという人口わずか37人の集落に伝わる
口笛言語 “Sfyria”
羊飼いや農民が声が届かない距離でのコミュニケーションのために
代々受け継いできた言語だそうです。
この集落、ホテルやレストランがないのはもちろん、
Googleマップにさえ表示されないほどの孤立した集落。
そんな小さな集落の中でも現在このSfyriaを話せるのはわずか6人。
高齢化もすすみ、近い将来消滅してしまう言語とされているようです。
(※歳を重ね、歯がなくなってしまうと発音できなくなってしまう)
こんなコミュニケーションの方法があるのを考えると
鳥や獣たちも複雑な会話をしているんじゃないかと考えてしまいます!