2016.05.15
ブログ
小さな箱のグラフィズム
こんにちわ。サイブックスです。
今日もちょっと面白い本が入荷したのでご紹介します。
「マッチラベル博物館―近代日本のグラフィズム 加藤豊コレクション」
’04年11月刊。明治・大正期間を中心とする国内の商標マッチラベル(燐票)を
動物・干支・乗り物などジャンル別にオールカラーで紹介しています。
国産のマッチラベルや国内のコレクターの歴史についても詳細な解説が付されており
読み物としても面白いです。
マッチラベル、「マッチ箱の絵」って明治から様々なバリエーションが生まれたんですね~
なんでも『登録商標』っていうのはマッチから始まったとのこと、私も初めて知りました。
多岐にわたるデザインで見ていて全く飽きません。
この時代だと「ミッキーマウス」も堂々と描かれています。
注釈にも「今ならクレーム必至。さすがに商標登録されていない」と書いてありました(笑)
この本、お値段なんと8千円也。
しかし単なるラベル図鑑ではなく、精緻な考証に貫かれた日本の近代産業史、
デザインのアイデアノートにもなりそうです。
サイブックスでは本だけではなく、マッチラベルも高価買取いたします。
もし昔集めていたマッチラベルがありましたら、まずは査定だけでもご連絡ください。
出張買取うかがいます。